[ 古尾谷八幡神社 ほろ祭り ]
あたりは稲穂が色づき、豊かな田園地帯が広がります。こじんまりとした集落の落ち着きに比べ、古尾谷八幡神社(ふるおやはちまんじんじゃ)は、近寄るにつれ、その偉容を深め、見るものに畏敬の念を抱かせます。
鳥居(とりい)の左右にそびえ立つ幟旗(のぼりばた)には、「古尾谷荘総鎮守(ふるおやしょうそうちんじゅ)」の文字が染め抜かれました。
同地域はかつて、鎌倉時代には「古尾谷荘」と名付けられ、このあたり一体の、「総((すべ))」てを「鎮(しず)」めて「守(まも)」るとした、由緒正しき古社が持つ、歴史の深さもうなづけます。
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