ノリックさん

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蔵造り 小林家住宅 カゲ盛りから突き出た14本の金物 川越の蔵造り

平成19年1月、蔵造り(くらづくり)の町並みは「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。現在、幸町(さいわいちょう)を中心に、30数棟の個性ある土蔵造りの商家が蔵造りとして軒を連ね、町は賑わいをみせています。
川越での「蔵」は倉庫としての「倉」ではなく、家全体を土蔵造りにした「店蔵(たなぐら)」として建造されました。各所には防火としての工夫のほかに、装飾的な意匠が随所に施され、見る者を飽きさせません。

[ 大沢家住宅 国指定重要文化財 ]
落ち着いた外観からは見当のつかぬ、見えぬところで見事な構造がほどこされた贅沢な建造物です。
耐火性・耐震性に優れており、当時としては、驚くほどに贅沢な造りに恵まれました。

川越 蔵造り 大沢家住宅
川越の大火をまぬがれた 唯一の蔵造り住宅です

川越大火からもまぬがれており、川越で現存する最古の蔵として、人々より知られ広く愛されます。
大沢家住宅 地図

[ 長島家住宅/幸すし乾蔵・明治蔵 市指定有形文化財 ]
上記の、大沢家(おおさわけ)住宅の左隣に位置します。多くの蔵造りが、独立した一棟で形成されているのに対し、この長島家(ながしまけ)住宅は、北棟と南棟の二棟からなる住宅となり、敷地全体が土蔵壁(どぞうへき)を持つ建築群で囲まれ、防火に対する配慮がなされています。

川越 蔵造り 長島家住宅
庇の巴瓦には「井桁に長」の商紋が刻まれました

長島家住宅 地図

[ 小林家住宅/くらづくり本舗 市指定有形文化財 ]
建造は明治26年(1893)の市指定有形文化財。川越大火直後、呉服太物商二代目・小林佐平により建造されています。

川越 蔵造り 小林家住宅
奇妙な形をした14本の金具が鬼瓦に装飾されました

屋根には個性的な飾り金物が見られ、屋根のカゲ盛りから突き出た14本の飾りは左右合わせて28本、残念がなら用途は解明されていません。
小林家住宅 地図

[ 原家住宅/陶舗やまわ 市指定有形文化財 ]
火の手から蔵をしっかり守る、分厚い観音開扉(かんのんびらきとびら)や、大きくどっしり構えた鬼瓦(おにがわら)など、川越を代表する蔵造りの構造が随所に見られ、見応えのある蔵造りとして人々の興味を誘います。

川越 蔵造り 原家住宅
原家住宅の南側を走る横丁には涼風が吹き抜けます

建造は、川越大火直後の明治26(1893)年。呉服商 山本平兵衛により構えられたものです。
原家住宅 地図

[ 小山家住宅/蔵造り資料館 市指定有形文化財 ]
この蔵造り住宅は、煙草卸商を営む小山文造により建てられ、屋号は万文(まんぶん)と呼ばれました。

蔵作り資料館
耐火性にすぐれた堅牢な観音開き扉と黒漆喰の壁

川越大火に学び、堅牢な耐火建築(たいかけんちく)が施された、この貴重な蔵造りは、現在では蔵造り資料館として多くの人々を広く迎え入れています。
建造当初の明治の頃のたたずまいや、暮らしの様子を知ることもでき、訪れる入館者を、いっときも飽きさせません。
川越 旧小山家住宅 地図

[ 滝島家住宅/屋号 熊野屋/市指定有形文化財 ]
一番街通り(いちばんがいどおり)と、鐘つき通り(かねつきどおり)の交わる角地、幸町(さいわいちょう)「時の鐘(ときのかね)交差点」脇に構える「滝島家(たきしまけ)住宅」。

滝島家住宅 写真
滝島家住宅の前にさしかかる連雀町の山車

建造は明治28(1895)年、二代目 滝島重蔵により建てられます。屋号を「熊野屋(くまのや)」と呼び、酒店には多くの銘酒が揃えられ、訪れる人々により賑わいが途絶えません。
鐘つき通りを東へ向くと、軒を並べる数軒の先には、川越のランドマークとも称される、日本の音風景100選にも名を連ねた「時の鐘」がそびえ、その恵まれたロケーションからは、多くの人々が通りを行き交います。
川越 滝島家住宅 地図

[ 小谷野家住宅/屋号 深善/市指定有形文化財 ]
この蔵造り住宅は、太物商 (ふとものしょう)卸問屋を営む高山仁兵衛により建てられ、屋号は深善(フカゼン)と呼ばれます。

祭りと蔵とグルメと散歩 小谷野家住宅
フカゼンの軒を飾る百万灯夏まつりの提灯

美術表具店を営む小谷野家住宅 (こやのけじゅうたく)は、他の重厚な様子を見せる蔵造り住宅とは大きく趣きを違え、その落ち着いた佇まいからは、日々の暮らしに即した質素な造りが伺えます。
川越 小谷野家住宅 地図

[ 宮岡家住宅/屋号 町屋/市指定有形文化財 ]
火災における、類焼をまぬがれるための堅牢な造りの観音開き扉(かんのんびらきとびら)。雨水を落としやすくするための、勾配が施された重厚な屋根の傾斜。軒先(のきさき)を深く出す 、堂々とした二重軒蛇腹(にじゅうのきじゃばら)の出桁造り(だしげたづくり)。宮岡家(みやおかけ)住宅には、優れた意匠の様々な工夫が凝らされています。

祭りと蔵とグルメと散歩 宮岡家住宅
宮岡家の屋号印が染め抜かれた暖簾

建造は明治三十年、屋号は「町屋(まちや」。通称「まちかん」として永く、深く市民より親しまれてきました。
川越 宮岡家住宅 地図

[ 山崎家住宅/屋号 亀屋(菓子店)/市指定有形文化財 ]
山崎家住宅は、黒漆喰(くろしっくい)に塗られた店蔵に、脇に袖蔵(そでぐら)を持つ蔵として知られます。

山崎家住宅
軒瓦に刻まれた山崎家の屋号

天明三年の創業となり、老舗の和菓子店として広く名を知られ、古くより人々から愛され、店は訪れる観光客で、日がな賑わいます。
屋号を「亀屋(かめや)」と呼び、建造は明治27年、五代目 山崎嘉七により建てられました。
川越 山崎家住宅 亀屋 地図

[ 服部家住宅/服部民族資料館/市指定有形文化財 ]
服部家(はっとりけ)住宅は、一番街通りの幸町に、江戸時代後期の面影を残す切妻造り平入りの商家(しょうか)として、その居を構えます。

川越 蔵造り住宅 服部家住宅
夕暮れ時の 服部家住宅前を過ぎる乗用車の後尾灯

代々、とぎれなく受け継がれた、照降商(てりふりしょう)では、傘や履物などの品が揃えられ、また、合わせて営まれた薬種商(やくしゅしょう)においても、薬の調合や販売と、なくてはならぬ商いとして人々より厚い信頼が寄せられました。
建物は今、服部民俗資料館(はっとりみんぞくしりょうかん)として、同家に伝わる民具(みんぐ)を中心に、無料にて一般に公開されています。
川越 蔵造り住宅 服部家 地図

[ 原田家住宅/屋号 足立屋/市指定有形文化財 ]
建造は明治二十七年、屋号は「足立屋(あだちや)」。
当時より穀問屋(こくどんや)として栄え、人々から愛されてきました。

川越 原田家 地図
堅牢な観音開き扉 巨大な鬼瓦


通りに面する店蔵(たなぐら)は、壁面を重厚な黒漆喰(くろしっくい)により化粧を施され、町ゆく人々の視線を集めます。
堅牢な造りの観音開き扉(かんのんびらきとびら)や、背の高い箱棟(はこむね)からは、大火より学ぶ、蔵への歴史の重みが感じられます。
川越 蔵造り住宅 服部家 地図

[ 山崎家住宅/屋号 亀屋 茶店/市指定有形文化財 ]
建造は明治三十八年、屋号は「亀屋(かめや)茶店」。

川越 山崎家 茶店
店蔵には千本格子がはめこまれ 優雅な趣の蔵として愛される

本家の和菓子店が「もち亀屋」と親しまれるにあたり、こちらは「お茶亀屋」と呼ばれ、今も変わらぬ商いを続け愛されます。

川越 蔵造り住宅 山崎家 地図

[ 田口家住宅/屋号 百足屋/市指定有形文化財 ]
明治29(1896)年の建造、屋号は「百足屋(むかでや)」。

川越 原田家
赤いポストのある蔵として 訪れる女性たちからも愛されます

田口(たぐち)家までの道順は、一番街通りの仲町(なかまち)を東に折れて、まずは突き当たりまで進みます。今度は、T字路にある佐久間旅館を北へ折れ、やがて左手に現れる、可愛い赤いポストを目印にすればよいでしょう。

川越 蔵造り住宅 田口家 地図

[ 塩野家住宅/市指定有形文化財 ]
塩野家は、明治27(1894)年の建造で、建て主は木材商の四代目「梶田清左衛門」。

川越 塩野家
むき出しの梁に 当時を知ることのできる貴重な棟札が

川越を散策するのなら、蔵造り(くらづくり)の密集する、一番街通りへと進んでしまうのではなく、いったん、仲町(なかまち)の交差点を西へ折れ、ひとまずは、塩野(しおの)家の蔵を訪れてからにしておくべきでしょう。
もくろみは、塩野家で手に入れた、手作りのおせんべいを頬張りながら、川越を巡る算段です。

川越 蔵造り住宅 塩野家 地図

[ 山下家住宅/市指定有形文化財 ]
明治26(1893)年3月。町へ向けて、火災を報せる半鐘が、鋭く打ち鳴らされました。
きっかけは、ささいな火の不始末からでしたが、人々は、町の1/3にもおよぶ暮らしの空間を、一夜にして失ってしまうことになります。

川越 山下家
屋根の先端のハナブカには「イリヤマガタに半」の一文字が

山下家も同様に、折からの強風に悩まされます。
でも、幸いなことに、耐火性に優れた構造に恵まれたことから蔵は、奇跡的に類焼をまぬがれます。
後日商人たちは、代償は高くつきましたが、大火に学び、焼け野に残る蔵より手がかりを得て、復興へと踏み出す、確かな一歩を記念するのです。
川越 蔵造り住宅 山下家 地図




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