|
|
境内に設けられた、浅間神社(せんげんじんじゃ)の仮宮(かりみや)の提灯にも灯が点されました。宵の深まりに合わせて、やがて始まるお焚き上げ(おたきあげ)の神事では、この仮宮が、行者たちにとり富士講(ふじこう)の経文を唱えるための、神聖な場所となるなのです。
富士講は、富士山登山が困難な年配者や、足腰の弱い人のために、境内の一角に築かれた富士塚を仮に登ることで、富士山登山と同様のご利益を得られる趣旨の、古代からある山岳信仰(さんがくしんこう)のひとつ、富士信仰(ふじしんこう)なのです。
祭壇には、塩、大根、餅、米、林檎などが供え物として用意されています。
|