[山下家住宅]
屋根の先端、鬼瓦の直前に備えられる「ハナブカ」。
多くはそこに、営む商いの「屋号印(やごうじるし)」が彫られます。
また、
創業者を由来とする、名の一字がとられるなど、蔵のいわれを知るための、興味深い手がかりが残されます。
こちらでは、「イリヤマガタに半」と、一文字が記されています。
とある資料からは、山下家の旧屋号として、「入り山半」とする記述も見受けられました。
ショットを引くことにより 顔をのぞかせる鬼瓦
遠目にも、目を凝らせば、判読出来るほどですから、手に取れば、以外と大きなさまの、瓦なのかも知れません。
ハナブカの多くは、やや下を向く、わずかな傾斜が持たせられているとのことでした。
町行く人へ向け、目に触れやすくとの配慮でしょうか。
小林家住宅の鬼瓦です それぞれの造りをお楽しみいただけます
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