[山下家住宅]
山下家の佇まいは、堅牢な造りを誇る他の蔵々とは様子を違えます。
落ち着きを見せる、町家(まちや)としての形式が色濃く反映されて、いかめしさよりも、清楚な雰囲気を辺りに漂わせます。
建造は江戸後期 いかめしい様子が見当たりません
複雑な構造の、観音開き(かんのんびらき)の扉は見当りません。
控えめでありながらも、黒の縁取りを活かし、防火を目的とした、二階の小さな開口部によって、蔵の外観は、すんなりまとめられているように伺えました。
明治の大火に学び建造された蔵造り 山崎家住宅 亀屋
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