[田口家住宅/百足屋]
赤いポストのある蔵として、いろいろな雑誌やTVからも取りあげられ、紹介されるようになりました。
人通りに恵まれぬ、ロケーションにありながらも、わざわざこちらにまで足を運ぶ、若い女性の訪問者も、多く見られるようになりました。
明治29(1896)年の建造、屋号は「百足屋(むかでや)」。
明治と言われ、ピンとこられぬ方もいるでしょう。例えるなら、建造時に生まれた赤ちゃんが、平成の今(2016)ではもう120歳。これならどうでしょう、分かりやすいかも知れません。
ちなみに、川越で最も古い蔵造りとして知られる、大沢家についても少し触れておきましょう。
こちらは、寛政4(1792)年の建造です。先にならうなら、224歳となりちょっと驚きです。
川越の大火をもまぬがれ、今日においても、美しい町家(まちや)形式を残す蔵として、多くの人により語り継がれています。
大沢家住宅 屋号は小松屋。店舗では民芸品が扱われます
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