[ 元町一丁目 牛若丸の山車 ]
偶然ですが、写真の右下の隅に、土格子(どごうし)の桟(さん)が写り込みました。
このように夜の撮影では、記憶もあいまいなうえに、背景から推し量る、撮影場所の特定は困難を極めます。
でも、この土格子は見るからに、市内で最古の蔵造り(くらづくり)とされる「大沢家住宅」のものであるように思えます。
であるのなら、牛若丸(うしわかまる)の山車は、札の辻を南へ向けて抜け、一番街通りを歩み始めたばかりかも知れません。
大沢家住宅 土格子のある風景(写真は合成が施されています)
しとやかな丸顔の美人
袂の長い着物に、扇子をひろげ、おかめは相変わらずの優しいまなざしで、ときにはひょうきんな仕草も交えて、通りを埋める観客に語りかけます。
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