[ 連雀町 道灌の山車 ]
他町の山車(だし)同様に、何枚もの木札(きふだ)や提灯が飾り立てられました。それぞれに文字や名前が刻まれ、なかに「富士見屋 印藤順造」と記された木札に目がとまりました。調べると、この道灌の山車は、宮大工・印藤順造の作ということが分かります。
[ 幸町 小狐丸の山車 木札 ]
幸町(旧鍛冶町) 小狐丸の山車 「四番」の年番札
変わらずに囃子台(はやしだい)では、蔵の町へ向け、軽やかな調子の囃子が奏でられています。
舞い手が掛けた、
狐(きつね)の面(おもて)から察すると、曲(オトシ)は屋台(ヤタイ)でしょうか。
曲によって、設定がそれぞれに違います。「屋台」なら、天狐(テンコ)や獅子(シシ)が。「鎌倉(カマクラ)」なら、擬(モドキ)やオカメ。「人波(ニンバ)、仕丁舞(シチョウメ)」なら、モドキ、ヒョットコといった具合です。
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