蔵造りの町「川越」にようこそ ご案内はわたくしノリックが… では ご一緒に。
[ 山崎家住宅/亀屋本店 菓子店 ] 黒漆喰(くろしっくい)に塗られた山崎家住宅(やまざきけじゅうたく)の前を、ゆっくりと連雀町(れんじゃくちょう)「道灌の山車(どうかんのだし)」が、車輪を軋ませ、通り過ぎてゆこうとしています。 まだ、人通りの少ない朝の一番街通りに囃子(はやし)の音を響かせ、町方(まちかた)の若衆(わかしゅ)に元綱(もとづな)あたりを守られると、山車は南へ向けて連雀町の会所(かいしょ)をめざします。