[ 時の鐘 市指定有形文化財 ]
「鐘つき通り(かねつきどおり)」をいったんぬけて、一番街通りの交差点、T字路を向こうへと渡り、市指定の蔵「銀巴里(ぎんぱり)」あたりから、時の鐘(ときのかね)を振り返りました。
川越にはめずらしく雪が降りました 粉雪の舞う櫓
通りの向こう、交差点の左角には市指定の蔵「滝島家住宅(たきしまけじゅうたく)」が、向きあう右角には「近江屋長兵衛商店(おうみやちょうべいしょうてん)」が構えます。生え抜きの家々が建ち並ぶ、幸町ならではのクラシカルな早朝の風景です。
闇の中で、揺れて動くカメラの始末に困り、ヒンヤリとした信号機の金属柱に押しつけて、長時間露光をこころみていると、配達へ向かう朝便のトラックでしょうか、前照灯の光跡を見事に描き、フレームの向こうを突然過りました。
予期せぬ出来事に驚きもしましたが、これも暮らしの痕跡として捉えるのなら、アリなのでしょう。
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