[ 元町二丁目 山王の山車 ]
端元(はもと)には、山車の動きに目を光らせる、いかつい男たち、鳶(とび)の姿がありました。
[ 山車とまつり人 端元まわりで活躍する鳶 ]
揃いの印半纏(しるしばんてん)に染め抜かれた、四角をモチーフとする文様が気になり調べたところ、「釘抜繋ぎ(くぎぬきつなぎ)」
と呼ばれるものと分かりました。
「釘抜き」という道具から察するのなら、鳶を誇りとする、専門職にはふさわしい模様かと、あらためて納得させられます。
余談:「笹竜胆(ささりんどう)紋」。
袖の紋は「笹竜胆」 元町一丁目 町揃いの着物
先の地紋を、調べている最中のこと、偶然ですが、元町一丁目の町方衆(まちかたしゅう)が羽織る、揃いの着物に付けられていた、紋の由来に関する記述を発見。
リンドウの別名で、葉が笹の形に似ているとことから、「笹竜胆(ささりんどう)」。
わたしは、残念なことに、適切な写真を持ち合わせませんでしたが、他の方が撮られた元町一丁目の、牛若丸(うしわかまる)の人形の、クローズアップされた写真の衣装の袂には、この笹竜胆の紋が描かれていました。
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