[ 埼玉りそな銀行 川越支店 ]
一番街通り(いちばんがいどおり)へと交わる小径、南横丁(みなみよこちょう)から東へ向けた、埼玉りそな銀行川越支店の早朝の光景です。
町はまだ寝静まり、ときおり過ぎる朝のトラック便が、あたりの空気を切り裂き、前照灯の光の筋を長く道路に残し走り去ります。
銀行は、当時流行した、ネオルネッサンスの建築様式を取り入れました。
黒漆喰(くろしっくい)の、土蔵造り(どぞうづくり)の蔵が建ち並ぶ町並みにあって、このタイル貼りの25メートルの高さを誇る洋風の建造物は、当時、人々の目にどのように映ったのでしょうか。
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