[山崎家住宅/亀屋 茶店]
つたない姿勢で、カメラを店舗に向けて構えていると、年配の見知らぬ方から声をかけられました。
「この蔵の、軒の瓦も撮影しておきなさい。一文字瓦(いちもんじがわら)です」。
ひと言ポツリ、独り言のようでもありました。
言われるままに、ひと通りカメラにおさめて礼をのべ、その場をおさめます。
後に、数年も経つある日、突然思い出し「一文字瓦」をひもとけば、「京町家に見られて、和の趣は端正」とあり、山崎家を記録するにふさわしい、的確なアドバイスに納得です。

旧小山家住宅 蔵造り資料館 饅頭が施された仕様の軒瓦
軒の上には、行灯仕立ての屋根看板(やねかんばん)も飾られています。
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