蔵造りの町「川越」にようこそ ご案内はわたくしノリックが… では ご一緒に。
[ 時の鐘 市指定有形文化財 ] 賑やかな町に夜が訪れると、祭りはいよいよクライマックスを迎えます。 元綱(もとづな)あたりを守る若衆(わかしゅ)や、山車(だし)を操る鳶(とび)たちの声が辻のあちこちから漏れ聞こえます。提灯の熱に灼かれた男達の横顔には、汗のしずくが光りました。 山車が行き交う、一番街通りの人の群れから逃げて、路地を一本入ってはみるものの、人の波は変わらずに押し寄せます。「鐘つき通り」から眺める西の空に、夕焼けが広がり始めました。