[ 芸者横丁 ]
ロートレックに向かい、左の隣に接する民家の玄関横に設けられた扉です。この堅牢な仕組みが施された扉から、いったい何が守られていたのでしょうか。
この堅牢な扉に 何が守られていたのか…
照らす主を 失ってしまった表札灯も 今は…
廃屋にはいつも、どこか、ノスタルジックな雰囲気が、ついてまわります。
荒れ果てた様子を嘆いては、過ぎ去りし時代を懐かしむ、身勝手な憶測を巡らせる自分がいます。
一歩足を踏み入れるともう 裏庭が透けて見えてしまうのです
廃屋の向こうには まだ人の気配がうかがえる長屋
芸者横丁には廃屋ばかりではなく、まだ、人の気配がうかがえる長屋の存在もありました。
廃屋の向こうに見える長屋の右手の端には、増改築が施されたと思われる、「小料理 悦」の店舗跡が見受けられます。
長屋の右端に設けられた「小料理 悦」の店舗跡
|