[ 小江戸川越 春の舟遊 ]
花びらの舞う、満開の桜のトンネルをくぐり、参加者は和舟(わせん)に揺られて進み、新河岸川(しんがしがわ)の春を満喫します。
氷川神社(ひかわじんじゃ)北側の河畔で催される、「春の舟遊(はるのしゅうゆう)」をお目当てに訪れた人々は、船着き場(ふなつきば)に集まると、乗船の申込みを済ませて、河畔に沿って列を作り並びます。
この新河岸川では、江戸の末期より明治初年にかけて、舟運(しゅううん)による商いが、盛んに行われてきました。
新河岸川の河畔には 多くの花が咲き誇ります
江戸の文化も、この舟運によって、川越の地に持ち込まれます。
今日のように、「小江戸川越(こえどかわごえ)」とまでに謳われるようになると、県外よりも広く観光客が訪れて、川越の町は賑わいます。
その名残りを偲ぶ催し、「春の舟遊(はるのしゅうゆう)」には、多くの人々が集まるようになりました。


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