[ ベレー帽のポスト 川越商工会議所前に立つポスト ]
北に向けて、ポストの横からの表情を、しばらくの間眺めては、構図をタテかヨコで考えあぐね、さんざん迷ったうえでの結果です。
画面、左側のすぐ外に立つ、無骨な様子の電信柱が、構図の妨げになっていたからでした。
会議所と電信柱がつくる、わずかなすき間から、背景には
仲町(なかまち)の観光案内所がつくる景色が納まりました。
いつもとは違う、和のテイストによって彩られた、赤いベレー帽のある町角の風景です。
また、余談になりますが、画面に車を過らせた理由には、背景となる蔵造り(くらづくり)の前に、段ボールの山のような、異物が置かれていたからでした。急場しのぎです。
ルネッサンス・リバイバル様式によって建てられた、このレトロで大きな建造物の前で、ちょこんとかしこまる、律儀な様子のポストです。
一見、どこにでもある街角の風景も、ポストの赤が加わることにより、誰からも愛される、和みのあるシーンとして人々の注目を集めます。
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