[ 川越水上公園の朝… 昨夜から続く雨に散る桜 ]
サッカーコート脇に設けられている、園内を一周する散策路から入間川沿いへの芝地に外れ、雨に濡れる芝にカメラを注意深く水平に置き、桜並木をローポジションから眺めたシーンです。
桜並木の下を 何処かの野球部員達が 走り抜けました
早朝の、雨の日の散策にもかかわらず、いろいろな人から軽い会釈にそえて、好意に満ちたまなざしを向けられました。
犬を連れた老夫婦、わたしを避けては駆け抜けてゆくジョガー達。
でも、それとは明らかに違う、大きなしっかりとした声で、挨拶をしてゆく若者達がいました。しんと静まり返る、公園内に響くほどにです。
何処かの、野球部の朝練に違いありません。校風なのか、監督の躾けなのか、アスリートにはおよそ似つかわしくない、カメラを構え直しては思案に暮れる、わたしのような者にさえ、ほぼ全員が声をかけては追い抜いてゆくのです。
名の通る大会でなくとも、君たちにはいつか何処かで、接戦の末の優勝を遂げて欲しい…。
願わずにはおられぬ、雨の降る朝の日の、ひとときの出来事でした。
数日前のロケにおける 朝陽を浴びる桜並木の比較です
数日前の早朝ロケにおける、朝陽を浴びる桜並木のシーンを比較のために置きました。
色温度(しきおんど)の低い朝陽に描かれると、景色は赤みを帯びた調子に描写され、ある意味、夕焼けのシーンにおいても、ほぼ同様の結果が得られることかと思います。
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