蔵造りの町「川越」にようこそ ご案内はわたくしノリックが… では ご一緒に。
[ 花散らしの雨 ] 夜が明けて赴くと、昨夜来続く、無粋な春の雨によって散らされた、桜の花びらが描く夢のような景色に出会えました。 降りやまぬ雨… 新河岸川の河畔と 中院の境内 昨夕の景色とはうって変わり、まだ、誰も足を踏み入れていないその一角へ近づくと、正確には雪の白ではなくて、かすかな淡いピンクで染め上げられていることに気づきました。
[ 水上公園の朝 ] 人影のまばらな、昨夜より続く雨の中、早朝の公園を訪れました。 しばらく、傘もささずに散策を続けていると、ときおり駆け抜けてゆく、派手なトレーニングウェアのジョガーたちや、愛犬を連れ傘をさす老人とすれ違います。 サッカーコート脇に咲く桜並木 ゴールネット裏の芝の上や、カーブを描く縁石の通路にも、雨に散らされた、桜の花びらが雪のように積もっています。
[ 花冷えの新河岸川 ] 隅田川へとつながる新河岸川(しんがしがわ)は、江戸の頃より舟運(しゅううん)として栄えてきたことでも知られ、川越の市街地ををぐるっと囲むようにして、今もゆるやかに流れます。 降りやまぬ雨に散る 新河岸川河畔の桜 この川の河畔には、川越氷川神社(ひかわじんじゃ)の裏手あたりから、精進場橋(しょうじんばばし)にかけて桜の並木が連なり、春には桜の景色が広がるとっておきの散策路になるのです。